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2010.04.17 龍馬の明治
以前、中津文彦作「龍馬の明治」という本を読んだことがある。
龍馬が京都:近江屋で襲われるが、命をとり止め明治の世を生きて行く。
というシュミレーション小説です。

倒幕という形をとらず、なだらかな廃幕という手段で明治となり、
初代内閣総理大臣には西郷隆盛が就任する。
問題山積で2代目は岩倉具視となるが、うまく行かず。
ついには3代目として龍馬が登場し、欧米列強との交渉に奔走する
というストーリーである。

なかなか面白くて、ゆるやかな政権移譲で戊辰戦争を回避し、
行く行くは西南戦争も回避できるという展開であった。
でもそういった内乱を避けていたら、いつかはクーデターを起こす
ような勢力を温存したままでの政権運営になったのではないでしょうか。

明治の初期はやはり大鉈をふるうような政治家が出て、不平分子をどんどん
切り捨てて行く激しさや厳しさが必要であったと思います。
だから、不平士族の弾圧や西南戦争への道も歴史的必然性があったのでしょう。
やっぱり歴史に「IF」はないのでしょうね。

ところで、有能な武将や軍人は有能な政治家とも言えるのではないでしょうか。
多分、軍略と政治は同じ分野の仕事であると思います。
だから、源頼朝、信長、秀吉、家康、西郷、大久保などはどちらの面でも
才能を発揮しました。

話を戻して龍馬が明治の時代に政治家として総理大臣になっていたら、
どうでしょうか?私はうまく行ってなかったと思います。
やはり龍馬は自由人としてどの勢力とも関係し、パイプ役としての役割が
一番適していたと信じています。
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