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大河の日日

「大河ドラマ」の感想・思い出と「城めぐり」や「街道歩き」の紀行文

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倒幕側の視点

龍馬の脱藩が近づいてきて、だんだん面白くなった「龍馬伝」ですが、
制作側の意図は司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を否定することから始めたそうです。
そうでしょう。そうしないと新しい龍馬像は作れないでしょうね。

今回の福山:龍馬は普通の人の目線から徐々に目覚めて行くという感じで、
視聴者が龍馬とともに成長して行くように構成されている気がします。
そういう地道な作り方は好感が持てますね。

同じ土佐をベースにした「竜馬がゆく」と比べても、土佐の郷士たちの描写が
とても泥臭く描いてあると思います。
特に武市半平太などは「竜馬がゆく」の高橋英樹さんの方がかなり洗練されていて、
今回の大森南朋さんなどは、本当にこの意識レベルで土佐勤皇党のリーダーかよ。
と疑問を感じるような度量の狭さです。
また、進行役の岩崎弥太郎なども単なる出世亡者になっています。

多分、龍馬の意識レベルを下げたので、相対的に他の志士のレベルも下げざる得なかった
のでしょうか?長州の久坂玄瑞なんかとても松下村塾の秀才とも思えない状態でした。

この「龍馬伝」と「竜馬がゆく」の他に、過去の作品として長州側から描いた「花神」
があります。また、薩摩側からでは「翔ぶが如く」や最近の「篤姫」がありましたね。
土佐は1にも2にも龍馬しかいませんが、長州は幾多の人材が組織的に動いている
印象があります。
そして薩摩は強いリーダーシップを持った人物に率いられた軍団というイメージです。

今宵からは、この辺の作品群をもう1度おさらいして行こうと考えています。
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プロフィール

柴 銑次郎(通称しばせん)

Author:柴 銑次郎(通称しばせん)
大河ドラマ大好き。
小学生の時に第1作「花の生涯」を見てから、すでに半世紀。
日本のドラマ作りの執念が、作品1つ1つに凝縮されています。
リアルタイムに見続けた感動を後世に伝えるのが私の使命と信じています。

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