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今宵は昨日の太閤秀吉には及ばないまでも同じように
物語の前半と後半ではガラッと豹変した79年「草燃える」の
鎌倉幕府2代執権:北条義時をご紹介しましょう。

この「草燃える」ですが、名作と言われながらも全部の放送回が
NHKに残っておらず、DVDで再度見られないのが残念な作品です。
しかし、最近になってビデオで録画していた人が見つかり、
NHKに残っている分と合わせて、全編が復活できたそうです。
近いうちにDVDでレンタルできるようになればいいですね。

北条義時を演じていたのは今をときめくマツケンこと松平健さん。
通して見ていて、これほどの大物俳優になるとは思いませんでした。
若い時の純粋で一本気な武者ぶりが、前半の主役:源頼朝(石坂浩二)が死ぬと
ライバルである鎌倉の有力御家人を次々と陰謀で抹殺して行くのです。

そしてついには姉:北条政子(岩下志麻)と結託して、父である初代執権:北条時政
までも追放するのです。
この時政を演じていたのが、情けない殿様役が似合う金田龍之介さんです。

一応表の主役は頼朝と政子の夫婦でしたが、裏の主役はこの義時だったように
私自身は感じていましたね。
前年の「黄金の日日」の太閤秀吉の豹変ぶりが意外にウケたので、
この作品でも、その役目を義時にさせたのですが、2匹目のドジョウがいましたよ。

義時は鎌倉幕府における北条氏の勢力を確立した人物なのですが、
権力の絶頂期になぜか急死していて、死因もはっきりしていません。
今となっては、その墓も特定できずに謎めいた最後となっています。
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