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今日は敵役の最終回として、源平合戦を描いた5作品の中で
それぞれ(左から順に)義経・頼朝・平清盛の配役を比較してみましょう。

①66年『源義経』~尾上菊之助・芥川比呂志・辰巳柳太郎

②72年『新・平家物語』~志垣太郎・高橋幸治・仲代達矢

③79年『草燃える』~国広富之・石坂浩二・金子信雄

④93年『炎立つ』~野村宏伸・長塚京三・なし

⑤05年『義経』~滝沢秀明・中井貴一・渡哲也

全体的に義経は爽やか系で頼朝はクールさ清盛は懐深さという印象です。
本来の敵役というイメージからは清盛が該当するんでしょうが、
「判官びいき」という言葉からして、どうしても頼朝の方が敵役になりますね。

この5作品の中で最も印象に残っているシーンは、
『草燃える』で頼朝(石坂浩二)が衣川の義経が討たれた館を訪ね、
義経の名前が入った矢を拾い「九郎(義経のこと)、九郎ォー!」と
泣き崩れるところでした。

こういう風に何作品も見続けていると、人間的な魅力や味わい深さという観点から
清盛 > 頼朝 > 義経 という順番になってしまいます。
大衆的なヒーローである義経の軽さや奥行きのなさにあまり魅力を感じなくて、
敵役や悪役の中に人間の生き様を見出す視点は少数派なのかな。
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