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今宵は戦国物では必ずと言っていいほど出番がありながら、
いつも情けない役回りになってしまう足利義昭について。
言わずと知れた室町幕府15代最後の将軍であります。

徳川幕府の場合は98年に今をときめくモッくんが主役の
「徳川慶喜」なんてのがありましたが、
室町幕府最後の将軍は織田信長の引き立て役としてしか出てきません。
颯爽と時代を切り開く信長に対して、中世の遺物として
悪あがきする人物という描かれ方ですね。

いつもと同じように歴代の主な演技者を上げると、
①73年「国盗り物語」~伊丹十三
②78年「黄金の日日」~松橋登
③96年「秀吉」~玉置浩二
④06年「功名が辻」~三谷幸喜
などが記憶に残っていますが、その他でも名前は分からないけど
いつもズルそうな役をやる俳優さんが演じていましたね。

こうやって記録していて気付いたのですが、ここでも伊丹十三さんが登場です。
きっと敵役の代表的役者さんだったのでしょう。
この中では「秀吉」の玉置浩二さんが一番フィットしていたと私は思います。

情けない、意気地がない、ずるい、卑怯者の典型のように描かれていますが、
どうなんでしょう。沈み行く泥舟のような幕府を必死で支えようと
懸命に知恵を絞って生きていたのではと弁護できます。

信長には追い出されましたが、次の秀吉とは終生友好的な関係が続きました。
秀吉も前将軍として丁重に扱っていた(利用していた)のが歴史的事実です。
みじめな末路であったようなイメージは、ドラマの演出に過ぎません。

将軍としての肩の荷が下り、大きなストレスから開放されたことは
歴代の足利将軍の中で彼が最も長生きしたことで、証明していると思います。
将軍とは大変な役目なのですね。ご苦労様でした。
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