大河の日日

「大河ドラマ」の感想・思い出と「城めぐり」や「街道歩き」の紀行文

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「花の乱」の評価

1994年の「花の乱」は昨日も書きましたが、歴代大河ワーストの視聴率です。
作品をつぶさに検証すると、そんなに悪くなかったのではと思います。
それでは何がよくなかったのか?
要するにストーリーが分かりにくいのです。

物語は室町幕府8代将軍の御台所:日野富子を主人公に応仁の大乱前後の
政権争いを描いているのですが、日野富子にしても8代将軍足利義政にしても、
はたまた東軍大将の細川勝元にしても西軍大将の山名宗全にしても
人物的には一角の人物で、それなりの立場があるのです。

一方的に悪い人がいないものだから、大乱のけじめがつかないで
いつまでもぐずぐずと内乱が続いている状態。つまり面白くない。
やはり視聴者は大河の主役がスカッと活躍してくれるのを期待しているので、
重々しいドロドロ劇はウケなかったのだと思います。

主役の三田佳子さん、それほど好みのタイプではありませんが
見続けていたら、年上ですが可愛らしいと感じるようになりました。
好演だったと思います。
後年、私生活において息子の薬物使用で焦燥しきった場面を見たことがありますが、
この時の役柄もおなじように息子(9代将軍義尚)に苦労させられていましたね。

なんとなく中国の清朝末期に女手一つで帝国を支え続けた西大后のイメージと
ダブっていたような気がします。

そうだ、いたいた悪役が1人。
日野家の安泰ばかりを画策し、朝廷と将軍家の間で暗躍する富子の兄:日野勝光。
多分これが草刈正雄さんの代表作ではないでしょうか。
将軍家へは正室を送り続け、自身は左大臣まで登りつめるのですが、
策士策に溺れるの例えあり。
最後は自分の謀略につかう毒薬で、逆に富子に毒殺されるのです。

とにかく他にも興味深い人物が登場して、私自身は結構面白かったけど
やっぱりストーリーは何が何だか分からず、ストレスの残る作品でしたね。
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プロフィール

柴 銑次郎(通称しばせん)

Author:柴 銑次郎(通称しばせん)
大河ドラマ大好き。
小学生の時に第1作「花の生涯」を見てから、すでに半世紀。
日本のドラマ作りの執念が、作品1つ1つに凝縮されています。
リアルタイムに見続けた感動を後世に伝えるのが私の使命と信じています。

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