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2014
05.05

6日目:雲厳寺~黒羽

Category: おくのほそ道
芭蕉の道のりを追う「みちのく一人旅」、今回は新幹線を那須塩原駅で降りて山奥の名刹「雲厳寺」へ向かいます。
東京から新幹線に乗って約1時間、思いのほか早く到着しました。
ほとんどの観光客は温泉地のある西口に行きますから、私の降り立った東口は閑散としています。
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1日4本しかない「雲厳寺」行きのバスを待つこと30分、僅か3人の客を乗せて10:05に出発です。
料金は終点まで行っても均一の200円と格安。
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山間の細い道をクネクネと1時間、黒羽の中心を抜け「雲厳寺」へ着く頃になると乗客は私一人になりました。
そしてバスを降りるとすぐに荘厳な山門があります。
ここ「雲厳寺」は芭蕉の師である住職もいた関係で、立ち寄って「木啄も庵はやぶらず夏木立」という句を詠んでいます。
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朱塗りの橋の下にはせせらぎが流れています。
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静寂の中に重厚な造りの本堂があります。古いけど清潔な雰囲気です。
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こちらは鐘楼ですね。
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お寺の方針なのでしょう。近くには観光客目当ての食べ物屋や売店は一切ありません。
丁度昼時になったので、那須塩原駅で購入しておいた駅弁をバス停のベンチでいただきました。
さてこれから黒羽までの15kmくらいの道のりを歩きます。
道中は山と水田と鯉幟という日本の原風景が続いていました。
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時折り、このような石碑があります。
芭蕉は「雲厳寺」も含め、黒羽に2週間ほど滞在しました。
まさにここ黒羽は「芭蕉の里」なのであります。
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こんな山間の道を延々と歩きます。
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1時間半ほど歩いて小休止したいと思っていたら、なんとカフェレストランの看板がありました。
道を外れた民家の玄関には「糸」というネーミングが、亡くなられたお婆さんの名前らしい。
去年4月に開店したとのこと、雲厳寺と黒羽の中間地点でいい立地なのかもしれません。
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中はこんな具合に日本家屋の状態にテーブル席があります。
なかなかシャレた雰囲気で、こんな田舎にと言っては失礼ながら意外な発見でありました。
コーヒーとスイーツのセットで730円、器も上品でオススメです。金土日のみの営業だそうです。
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さらに1時間歩いて黒羽の中心地の手前にある「大雄寺(だいおうじ)」に立ち寄ります。
黒羽藩主大関氏の菩提寺ですね。
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不気味な羅漢の石像が並んでいます。
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奥の方には大関家累代の墓があります。
僅か2万石程度の大名ですが、南北朝からの名家です。
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こちらは茅葺の総門、とてもシブいですね。
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そこから歩いてすぐの「黒羽芭蕉の館」へ向かいました。
入館料は300円、芭蕉の足跡と大関家の歴史が展示してあります。
午後の4時過ぎですが、入館者は私一人とはちと寂しい。
広場にある馬に乗った芭蕉と曾良の像です。
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「黒羽芭蕉の館」のさらに奥は黒羽城址となっています。
というより、館自体が黒羽城の三の丸に建っているのですね。
土塁の跡がくっきりと残っています。
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本丸の全景です。
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本丸の隅櫓が復元してありました。
ここに登ると雪を被った那須連山が見渡せます。逆光で写真は無理でした。
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そして午後5時を過ぎ城址公園を下ると、那珂川を渡る橋の対岸に今宵泊まる「ホテル花月」が見えてきました。
温泉宿ですが1泊朝食付きで6480円とリーズナブルです。
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