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3月になれば少しは暖かくなるだろうと思い、満を持して松尾芭蕉の歩いた足跡をたどる旅に出かけました。
ところがどっこい意に反して季節は真冬に逆戻り、冷たい北風の吹く過酷な旅となりました。
これも天が与えた試練なのでありましょうか。
先ずは旅の安全を祈願するために千住大橋の手前にある「素盞雄神社(すさのおじんじゃ)」へ参ります。
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神社の境内にはあちこちに立派なお雛様が飾ってありました。
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隅田川をまたぐ千住大橋を渡ります。
昭和2年に建てられたといいいますから築90年近いですが、ビクともしない頑丈な造りですね。
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橋を渡った袂には「おくのほそ道矢立初の碑」があります。
矢立とは江戸時代に使われた携帯用の筆と墨ですね。
芭蕉は深川から舟できて、「行春や 鳥啼魚の 目は涙」と詠みました。
いざ出発!
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千住の旧道へ回ると、やはり「奥の細道」モニュメントがありました。
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日光街道における宿場の賑わいを残す北千住界隈であります。
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保存されている旧家が目を引きます。
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こちらは千住でも北端の荒川に近いところにある「名倉医院」。
江戸の頃から「ほねつぎ」で有名だったようで、今でも診療しているようです。
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荒川にかかる千住新橋を渡ります。
この日は風がことのほか強く、さえぎる物のない橋の上ではとても難儀いたしました。
東海道のときもそうでしたが、寒さよりも風の方が旅人にとっては大敵です。
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東武スカイツリー線の梅島あたりを北上して行きます。
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毛長川というところを渡ると埼玉県の草加に入ります。
足立区を過ぎるのに2時間も要しました。
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草加の駅を過ぎ、旧街道が綾瀬川にぶつかるところに芭蕉のパートナーである曾良の銅像がありました。
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そして道路の向い側には、これまた「草加せんべい発祥の地」という記念碑が、さすがです。
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川沿いは「札場河岸公園」という形で整備されており、ここら辺は日光街道の高札場(幕府のお達しを掲示するところ)であったのでしょうね。
メインの芭蕉の銅像もあります。
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木造の望楼も復元してあります。
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こちらは「矢立橋」と名付けられ、交差する道路を渡る歩道橋です。
向こうに見える松並木を整備し、芭蕉の足跡を守ろうとする努力が感じられます。
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松原団地あたりまで1km以上も松並木が続き、いい散歩コースとなっています。
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アスファルトの街道ですが、昔からある祠に花が手向けられています。
ここら辺は川が蛇行していて、江戸時代は度々氾濫していたのではないでしょうか。
そういう理由から水神を祀っているのでしょう。
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綾瀬川を渡ると、そこはもう越谷になります。
本日は初日ですが20kmは歩きました。
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越谷宿で300年も旅館を営んでいるという「河内屋」さんが今宵の宿。
レストランで夕食を済ませて午後6時にチェックイン。
2階の左端が私の泊まった部屋で、ここで一番いい部屋のようでした。
間口が狭くて奥行きが広い、典型的な昔の造りです。
1階に大きなお風呂もあり、ツインベッドのシングル利用で7400円(朝食付き)。
やや高めでしたが、とても落ち着いた部屋でぐっすり安眠できました。
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