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甲子園やイチローや藤圭子の話で、ほとんど話題になりませんが
来年の大河ドラマ「軍師 官兵衛」の秀吉役には竹中直人さんがなると発表されました。

竹中さんと言えば96年「秀吉」で豊臣秀吉を演じた本人です。
それが「軍師 官兵衛」でも秀吉を演じるのですから、NHKとしても意表をついた人選です。
もっと「ワーォ」と言ってほしいのでしょうが、反応は冷ややかなようですね。

「秀吉」は視聴率も30%を超え、評判もよかった大河でしたが竹中さんの個性的な演技でアクの強い・・・お下品な印象がありました。
視聴者としては、あの作品で竹中秀吉には満腹状態になっていたのではないでしょうか。

この発表の解説記事に過去の大河で主役を演じた人が同じ役で再登板した例として2つ上げられていました。
①65年「太閤記」の秀吉:緒形拳さんが78年「黄金の日日」で再び秀吉
②02年「利家とまつ」の前田利家:唐沢寿明さんが06年「功名が辻」で再び利家

脇役クラスでも私の記憶では
①高橋幸治さんの織田信長
②津川雅彦さんの徳川家康
③勝野洋さんの徳川秀忠
④石田太郎さんの大久保忠隣
⑤馬渕晴子さんの大蔵卿の局
・・・こうやって書いていくと、大河で同じ役をやるのは戦国時代に限られているようです。

しかしもっと細かいデータを調べれば、違う時代の大河でも発生しているのではないでしょうか。
例えば、90年「翔ぶが如く」で三条実美を演じてた角野卓造さんが水曜ドラマ「夜会の果て」でも実美役をやっていたと以前ここに書いたことがあります。

さて「軍師 官兵衛」でも重要な役どころとなるキーマンの秀吉ですが、果たして竹中さんの抜擢は吉とでるかそれとも凶か。
私自身としては10数年後に同じ秀吉を演じた緒形拳さんが、希望に燃える主役の秀吉から晩年の醜悪な秀吉へスイッチしたように竹中さんも96年「秀吉」では演じ切れなかった晩年の秀吉を大いに期待してます。

実は1ヶ月前からTSUTAYAのレンタルDVDで大河「秀吉」を少しづつ見直していて、今回のニュースには余りにもタイムリーで驚いています。
まるで私の秀吉イメージがNHKに以心伝心のようで、大河ドラマと私は一心同体であると再認識した次第であります。
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