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1991年の足利尊氏(真田広之)が主役の「太平記」は思い出深い作品でした。
「独眼竜」が戦国(桃山)時代の派手で明るい作品の代表とすると、
こちらは重厚でしっとりとした様式美のような作品でした。

中でも侘び茶のような風情をかもし出したのが、番組が終わった後に
流される「太平記のふるさと」というデザート。
物語のゆかりの地を数分間で紹介するコーナーなのですが、
山根基世アナウンサーのナレーションがなんとも心地よかった。
この部分はDVDにも入ってなくて、もう2度と見られないのかと思うと
残念な気持ちです。

「草燃える」
「太平記」
「徳川家康」
この3作品の共通項は何でしょうか?
そう、いづれも幕府を開いた将軍を扱ったものですね。

この3作品を見ていると、頼朝や家康は思慮深く冷静なのですが、
尊氏は人がいいと言うか、優柔不断で方向性がブレがちなのです。
このブレが南北朝の騒乱を生み、足利幕府の基盤の弱さを
露呈していると思います。
足利尊氏さえしっかりしておれば、この騒乱も早めに収拾し
堅固な幕府経営ができたのではと思ったりします。

やはり組織のトップは、八方美人的な人のよさより情に流されない
怜悧さが大事だと、3幕府の創始者が教えてくれているようです。
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