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大河の日日

「大河ドラマ」の感想・思い出と「城めぐり」や「街道歩き」の紀行文

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丸子~岡部~藤枝

話は東海道53次の旅に戻って3日目。
本日は雨ですね。前回の沼津でもそうでしたが、どうも3日目は雨になるようです。
天候に文句は言えません。合羽を着込みいつもどおり朝8時には出発です。
ちょっと道を戻るかたちにはなりますが、最初の「城めぐりの旅」で訪れた駿府城を確認しておきます。
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そして忠実に東海道をたどる七間通りに入ると伊勢丹の前に「札の辻」がありました。
この道は七間(13m)あったといいますから街道一の大通りであったのです。
ちなみに「札の辻」とは江戸時代に役所の高札が掲げられた場所で東京の田町の近くにもその名の交差点があります。
その時代の広報手段の1つですね。
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府中(静岡)から次ぎの宿場:丸子(まりこ)へ行く際に最初に渡る安倍川があります。
その手前には有名な安倍川餅の老舗が並んでいますが、朝早く開いてないので通り過ぎます。
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冷たい雨の降る中、強風にあおられながら安倍川を渡ります。
果たしてどこまで行けるのかと旅の行く末に一抹の不安がよぎります。
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丸子宿に入ってきました。
かつては鞠子とも書いたそうですが、丸子と書いてマリコと読みます。
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今では何も残っていませんが、本陣跡の石碑だけが残されています。
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丸子宿を過ぎたところに「とろろ汁」で有名な丁子屋があります。
いつもは観光客で賑わうのですが、昼前なのと雨であまり客はいないようです。
私も11時前でしたので入店はあきらめ、ここから歩いて1時間くらいの道の駅で「とろろ汁」をいただきましょう。
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実はその情報、丸子宿の手前で入った喫茶店で丁子屋の話をしていて、
時間が早いからもう少し行った道の駅でも「とろろ汁」を出しているよ。ということを知ったのです。
地元の店に入って話をすると、ガイドブックに載ってない情報が得られます。
丁度いい頃合いでお昼になりました。
これが国道1号の道の駅:宇津ノ谷峠の「とろろ汁」であります。しかも安い750円。
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道の駅から15分くらいで時代に取り残されたような山間の集落:宇津ノ谷に到着。
なんとも貴重で残しておきたい日本の村落ですね。
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こちらは「お羽織屋」と言って、豊臣秀吉が北条征伐に向う途中に寄った話が残っています。
秀吉が主人に馬の轡(くつわ)を交換するように言ったら、全部よこさず1つだけ残しているのでワケを聞くと
残った1つで戦勝を祈願しますとの返事。
気分をよくした秀吉が勝って帰る途中にも寄り、自分の陣羽織を与えたというエピソードがあったそうです。

この道を秀吉も通り、当然関ヶ原に向う家康も通ったことでしょう。
こういう道が「歴史の道」なんでしょうね。感激!
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峠の上のほうから眺めた宇津ノ谷です。何百年もこの風景のままなのでしょう。
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本来の東海道の山道の横に明治時代に造られたトンネルがあります。
珍しいのでこちらの方で峠越えしてみます。
200mくらいですが前にも後ろにも誰もいません。随分長く感じました。
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トンネルを出ると本来の東海道に合流します。箱根の山道が思い出されます。
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山を下り終えると岡部宿に入ってきます。トンネルを過ぎたあたりで雨も止んだようです。
これも前回と同じで、降り続く雨もいつかは止むもんです。

岡部宿に入るとすぐに「柏屋」という旅籠の様子を保存した資料館があります。
休憩に丁度いいのと、この先お土産さんがなさそうなのでここで購入。
お店のオバちゃんがお茶を入れてくれて一服です。

そうそうここで無駄話をしていたら、ここにも杏さんが現れたんですって!
東海道の各宿場をレポートしているのですね。
その時もそっけなかったとのこと。あとで注意しとかんといかんね。
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今日は最終日、先を急ぎましょう。かつての岡部宿っぽいところを通り国道1号に合流します。
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国道沿いには、ほんの一部ですが松並木も残されています。
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旧道と国道を交錯しながら藤枝の町へ入ってきました。単調な道だったので飽きてきます。
とても長い商店街ですが、地方都市の現状にかつての賑わいはありません。
夕方の4時で日も影ってきました。
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先を急いで島田宿あたりまで行きたいところですが、いつものカンで重々しい寺を発見。
ガイドブックで確かめてみると、日蓮上人が植えた「久遠の松」で有名な大慶寺でありました。
奥まったところにありますが、遠目にも風格が漂ってきます。
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川(後で調べたら瀬戸川)を渡ったところで久しぶりに常夜灯がありました。
昔だったらそろそろこれに灯が入れられる時間ですね。

とろろ汁だけでは腹が減ったので、隣の公園でコンビニのおにぎりとトイレ休憩。
新しい公園にしては珍しくトイレも新設してありました。旅人への配慮でしょうか。
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途中、藤枝駅と島田へ向う旧道の分岐である交差点「青木」の手前で「元町珈琲」という小奇麗な喫茶店を発見。
吸い込まれるように入店して、店の若い娘さんと無駄話。店を出る頃には辺りはもう真っ暗。
果たしてこの状態では島田宿に向う気持ちは失せ、ダイレクトに藤枝駅に向うことにしました。
そして17:42発熱海行きに乗り横浜へ帰ってきました。
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横浜の自宅へは3時間以上かかりましたが、各駅停車の電車ながら3日間歩いた距離を1時間で行く猛スピード。
完全に歩き旅の時間間隔に慣れているので、いつもなら長旅と感じる電車がアッという間でした。
しかも座っていれば目的地に着くのです。こんな楽チンなことありませんよね。

ということで本日の歩いた距離は24km 41000歩でした。
3日間トータルでは70km 117000歩となりました。
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Comment

丸子宿 

 こんばんは。丸子宿、私も以前行ったことありますよ。こちらの老舗で「とろろ飯」食べてきました。素朴な味わいで美味しかったです。
 街道沿いは車がぴゅーぴゅー往来し、あまり風情を感じませんでしたが・・・。

  • posted by A☆六文銭 
  • URL 
  • 2013.01/06 23:16分 
  • [Edit]
  • [Res]

国道1号では? 

六文銭さん、コメントありがとうございます。そうですか丸子にいかれましたか。
今度はぜひ蒲原、由比、興津へどうぞ。東海道のハイライトです。

車の往来が多いのは表の国道1号ではないでしょうか?
それを縫うように旧道が通ってます。その道は車や人の往来が少なくひっそりですよ。

地図で事前確認して、実際に歩いて旧道を見つけるテクニックが必要です。
歩いて経験を積むと、地図を見ても歩いて交差点に差し掛かっても的確に旧道を認識できるようになります。

実際に自宅の近くを歩いても旧道と現代の車道との区別は歴然としています。
おこがましいですが、それが旧道歩きの眼ですね。(笑)
  • posted by 柴 銑次郎 
  • URL 
  • 2013.01/07 10:26分 
  • [Edit]
  • [Res]

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プロフィール

柴 銑次郎(通称しばせん)

Author:柴 銑次郎(通称しばせん)
大河ドラマ大好き。
小学生の時に第1作「花の生涯」を見てから、すでに半世紀。
日本のドラマ作りの執念が、作品1つ1つに凝縮されています。
リアルタイムに見続けた感動を後世に伝えるのが私の使命と信じています。

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