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大河ドラマにおいて、「誰が秀吉を演じるか」がキーポイントである。というのが常々私の持論です。
大河ドラマらしい大河ドラマは、入れ替わり立ち代わり主役・脇役が交錯する戦国絵巻。
その中で、最も重要な役回りをするのが時代の寵児:秀吉なのです。

さて、今回の「江」の秀吉:岸谷五朗さんはいかがなものでしょうか?
「江」を引き立たせる道化役となり、あまり高い評価は得てないのではないでしょうか。
過去の大河におけるナンバーワン秀吉は、今は亡き緒形拳さんとするには異存はないでしょう。
そこで名優、芸達者たちがキラ星の如く演じた数々の秀吉の中で「もう1度観てみたい」ベスト3を論じてみましょう。

先ずは第3位は、81年「おんな太閤記」の西田敏行さん。
えーーっ、こんな太めな秀吉!と、大変違和感がありましたね。
でも観続けるうちに、さすが芸達者:西田さん。妙にホンワカとした秀吉像を作り出しました。
事実とは違い姉さん女房的な「ねね」役の佐久間良子さんとしっとりフィットして来ました。
西田さんは「八代将軍吉宗」の主役然とした作品よりも、この作品や「翔ぶが如く」のように
ダブル主役の作品の方が生き生きとしてくる俳優さんなのですね。

次に第2位は、96年「秀吉」の竹中直人さん。
風貌はこの人が一番秀吉らしい人なのではないかな。
やっぱり秀吉役は西田さんもそうですが、竹中さんのようにコメディアン風の人がいいのでしょう。
天性の明るさをかもしだすには、出てきただけで笑いたくなるようなキャラが必要です。
最近そういったオーラのある役者さんをとんと見かけませんね。
「秀吉」自体も再度観てみたい作品なので、完全版のDVD発売が待たれます。

あっそういえば、この両作品とも弟:秀長役もよかったですね。
「おんな太閤記」は中村雅俊さん。「秀吉」では高嶋政伸さん。
どちらも茫洋としていて誠実な補佐役という役どころがマッチしていました。
こういう稀有な人材を失うと政権が傾いて行くという暗示がありました。

さて、「もう1度観てみたい秀吉」の第1位は、そう87年「独眼竜政宗」の勝新さんです。
あの迫力、タマランですね。天下人にはこういう重々しさがほしいものです。
勝新の秀吉なんて、いくら何でもミスキャストだろうと最初は思ってました。
でも小田原で政宗との初対面のシーンを見て、参りましたね。
ビシッ!と杖で首筋を打たれたのは、政宗の渡辺謙さんだけではなく視聴者も打たれた気持ちになったのではないでしょうか。
夕日をバックに床几に座っている秀吉のオーラにビビリながら平伏する政宗。
放送回は24年前の6月頃だったと思いますが、今でも鮮明にこのシーンを覚えてます。

こういったドキドキの大河名シーンを再びつづって行こうと思います。
それにしても映画で観たかったなー。勝新の「影武者」!

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