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2010
11.06

90年代の大河②

Category: 未分類
94年「花の乱」も4月から12月までの変則期間の放送でした。
これも前年の「炎立つ」と同様に意欲作なのですが、視聴者ウケの悪い作品の代表でしたね。
大河の視聴率としては03年「武蔵」にとって代わるまで最下位と言われ続けたものでした。

今まで馴染みの薄かった室町中期の「応仁の乱」前後が時代背景となり、
主役は八代将軍:足利義政の正室:日野富子。
この富子役に、これも視聴率には苦労した近代劇シリーズ86年「いのち」で主演した三田佳子さんを起用。
松たか子さんが演じていた娘時代はまあまあ新鮮でしたが、義政に嫁いでからは・・・
三田さん、お美しい方ではありますけれど少々無理があったように思います。

それとは別に義政(市川団十郎)の少年時代を実の息子:海老蔵さんがやっていたのは特筆ものでした。
また、この作品で一番目立っていたのは富子の兄:日野勝光を怪演していた草刈正雄さん。
腹黒い陰謀で公家の頂点に立ち、己の策略が失敗して死んでしまうという因縁の最後でした。
私は大河だけではなく、草刈さん全作品の中でこれが一世一代の「はまり役」だと思っています。

その翌年95年「八代将軍吉宗」は90年代では最も面白く感じた作品です。
くしくも前年の足利八代将軍から徳川八代将軍へのバトンタッチ。
主役は90年「翔ぶが如く」の西郷隆盛役以来の西田敏行さん。
西田さん、西郷役より吉宗役の方がフィットしていたように思います。

私がこの作品で好きだった人物は、吉宗の紀州時代からの傅役:加納久通。
気弱な吉宗を叱咤激励して、将軍まで上り詰めるサポートをした腹の据わった忠臣です。
この久通を演じていたのが小林稔侍さん。
小林さん、「翔ぶが如く」でも岩倉具視役で西田さんと共演していましたね。

ちなみにこの加納家はその後大名に取り立てられ、明治まで存続しています。
そして末裔である加納久宣という人が西南戦争の後に鹿児島県知事として赴任し、
鹿児島の復興に貢献したという話があります。
加納さんは吉宗だけではなく、西郷さんのフォローもしていたのですね。
現実と大河がクロスするようなお話でした。
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