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2010
05.22

鶺鴒(せきれい)の花押

Category: 政宗
「独眼竜政宗」において政宗は太閤秀吉(勝新太郎)から3度も窮地に追い込まれました。
①小田原への遅参
②大崎・葛西一揆への煽動
③豊臣秀次への連座

そのいづれも知恵と勇気で切り抜けるのですが、確かにハラハラするような名シーンの連続でした。
「小田原への遅参」については、以前大河最高の名シーンとして紹介しました。
今日はそれに次ぐ危機一髪の対決であった「大崎・葛西一揆への煽動」について。

東北の暴れん坊:伊達政宗の監視役として、太閤秀吉は若き知恵者:蒲生氏郷を会津へ配置します。
その氏郷のもとへ、大崎・葛西一揆を煽動する政宗の密書が届けられるのです。
その密書には疑う余地のない「鶺鴒(せきれい)の花押」が書かれているのです。
花押とは武士が自筆であることを証明するサインのことで、政宗のそれは鳥のセキレイの形をしてました。

言い逃れのできない、絶体絶命の証拠書類を突きつけられて政宗の運命はいかに。
石田三成(奥田瑛二)と蒲生氏郷(寺泉憲)は勝ち誇ったように、どうだという顔。
徳川家康(津川雅彦)は、困ったね。どうするんだよ!という雰囲気です。

ここで政宗は一世一代の大芝居を打ちます。
同じ花押が書かれている別の手紙と密書を見比べている太閤に対して、
「本物の花押にはセキレイの瞳(まなこ)に針の穴が空いています。比べて下さい。」
「こういうこともあろうかと、日頃から注意して空けておいたのです。」と弁明します。

じっとその苦しい言い訳を聞いていた太閤は、「おうおう針の穴が空いている。」と認めてしまいます。
そんなはずはないと、疑わしい顔の三成と不満そうな氏郷。やれやれという感じの家康。
これらのコントラストが秀逸でしたね。

政宗のウソを見抜いていた太閤でしたが、
「この暴れん坊、尋常な男ではないな。生かしておいたら役に立つこともあるだろう。」
という太閤秀吉らしい太っ腹な決着でありました。

とにかく手に汗握るこのシーンを見て⇒ 『鶺鴒(せきれい)の瞳』
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