物語の進行は「本能寺」の前年あたりで、天正元年生まれの「江」はまだ満8歳くらいでしょうか。
今回も信長や光秀といろいろくっちゃべっていますね。
来週はもうというか、唐突に「敵は本能寺にあり!」と予告されていました。
これからが、「江」本来の激動のドラマが始まります。
と盛り上がっているのは主人公たちで、視聴者の冷ややかな反応が気になります。

先週から引き続きのテーマである「史実とドラマの境界線」について私自身の見解がまとまりました。
やはり大河ドラマでは史実にある出来事については史実に忠実にやってほしい。
史実で明確でない部分については、ドラマチックに描いてほしいという結論にいたりました。

そうでないと、半世紀の長きにわたり歴史ドラマの原点である大河ドラマが、
「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」や「遠山の金さん」と同じレベルの娯楽時代劇になってしまうではありませんか。

だから、助佐衛門の歴史への大胆な関わりについてはセーフでも、「まつ」や「千代」や「江」の関わりは、
自ずから制限を伴うという視点で今後もウォッチして行こうと考えています。
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主役の上野樹里さん、がんばってこなしてますね。勢いを感じます。
しかし、観終わった後で少なからぬ違和感が残ります。
それは三姉妹の年齢。
安土城が出来上がった直後だから、三姉妹は推定10歳前後でしょうか。

はっきり言って、宮沢りえさんやや無理があります。
91年「太平記」の頃の りえさんでしたら全く文句はありません。
水川あさみさん、存在感がそんなに強くないからまあまあいいでしょう。
本能寺までの1月は、我慢して観続けるしかないでしょうね。

なんか江と信長とのエピソードを無理やり作っているようですね。
「利家とまつ」の まつ や「功名が辻」の千代と同じようなスタイル。
史実を無視して主人公が何でもかんでも関わっちゃう。
「面白い」と思う反面「それはないだろう」という冷ややかな感想。
いわゆる「諸刃の剣」というやつですね。

どういうわけか「黄金の日日」の助佐衛門もいろんなことに関わっていたのに違和感がなかったですね。
どうしてでしょうか?私の知識が乏しかったから?
それは多分、助佐衛門が業績や記録があまり残されていない一般人あるいは商人だったからではないでしょうか。
歴史上の人物ではない庶民だから、ある程度のフィクションは許される。という感覚があったのでしょうかね。

そこへ行くと、歴史上の公人である「江」なんかはやはり史実の制約を受けざるをえないと思います。
古代史の石器捏造をした「神の手」事件というのがありましたが、ドラマを面白くするために「何でもあり」では良識ある視聴者は呆れてしまいます。
脚本家の力量と出演者の演技力で盛り上げるという基本にそったドラマ展開を期待します。
2011.01.16 細川俊之
またまた訃報です。最近多いですよね。
細川俊之さんが亡くなりました。まだお若いと思ってましたが、急なことでした。

静かな雰囲気ですが、しゃべると太い声で存在感がありました。
2000年「葵徳川三代」での大谷吉継は歴代の吉継役の中でもTBS「関ヶ原」の高橋幸治さんと並ぶ迫力でした。

95年「八代将軍吉宗」で1つ前の七代:徳川家宣なんかも学問好きの将軍というイメージに合ってました。
側用人:間部詮房(石坂浩二さん)とのコンビでイヤミっぽさ全開という感じでしたね。

あとは80年「獅子の時代」の江藤新平や76年「風と雲と虹と」の紀淑人が思い出されますが、
そういえば「関ヶ原」にも直江兼続役で出てましたね。

知的で何を考えているか分からない役がピッタリの役者さんで、まだまだ活躍できたのに残念です。
ご冥福をお祈りします。
いよいよ「江」が始まりましたね。第1回を観た感想を書こうと思います。

主役がまだ赤ん坊なので、今回は信長とお市が主人公でしたね。
多分、今後も信長とお市の影を常に感じながらの「江」の人生となるような予感です。
早めに江の上野樹里さんにバトンタッチしたいので、物語の展開が駆け足でしたね。

主な登場人物の信長・秀吉・家康・光秀・勝家なんかが全員集合。
ササッと顔見世を行ったという雰囲気です。
さっきお市の婚礼かと思ったら、もう小谷城が落城という流れでしたもんね。
時任三郎さん(浅井長政)あたりは回想シーンで出てきそうですが、
寺田農さん(浅井久政)も中山仁さん(朝倉義景)も今回でオシマイでしょうか?

そうそう、足利義昭役に和泉元彌さんが出てました。01年「北条時宗」以来ですね。
この方も今回こっきりでしょうか?多分ほかには出番はないでしょうね。
かりそめにも大河の主役(北条時宗)ですよ。
私としては「あわれ」を感じますが、情けない役や悪役として今後の活躍を期待します。
ホント最近は憎たらしさを感じるほどの悪役俳優さんが不足していますから、養成は急務です。

ところで、いつも金ヶ崎の退き口で出てくるお市が信長へ送った「両口を縛った小豆袋」の行方がよく分かりませんでした。
信長が受け取ったシーンが無かったから、ストーリーとしては送らなかったのでしょうね。
つまりいつものパターンと違い、お市は信長より長政を選んだと私は解釈しました。

それと浅井三姉妹が主役だからしょうがないと言えばしょうがないのですが、
確か長政とお市には万福丸という男子がいたはずです。
三姉妹と一緒に逃げ延びて来たのですが、かわいそうにも信長に殺される男の子です。
女性仕様のドラマだからカットしたのでしょうね。

あと豊川悦司さんの信長は今までにない雰囲気でよかったと思います。
ただし、足利義昭を操り人形だと悪し様に大勢の家臣の前で呼び捨てにするような脚本はどうでしょうか。
かりにも相手は天下の将軍ですよ。そんなに信長は軽くないと思います。

全体的に田渕久美子さん歴女向けに作ってあるなあという感じで、オジさんとしてはやや食い足りない。
まあ、エンターテイメント作品として今後見守って行きましょうかい。
2011.01.08 二人の軍師
正月2日にテレビ東京系で「二人の軍師」という竹中半兵衛、黒田官兵衛を扱った作品をやってましたね。
言わずと知れた豊臣秀吉の二大懐刀、半兵衛と官兵衛が主役のテレ東お得意の正月時代劇であります。
夕方から午後11時頃までやっている7時間の大作ですから、とても付き合ってはいられませんでした。
でもビデオで録画しておいたので、チビリチビリ見ながら楽しんでいます。
今やっと半分くらい来たところです。

ちなみに当ブログ左のプロフィールにある画像は、この官兵衛さんと生き写しです。
戦国通の方々には、先刻ご承知のことと存じます。

ところで、この「二人の軍師」の秀吉役がまたもや西田敏行さんだったのです。
西田さんと言えば、81年「おんな太閤記」の秀吉役がありましたね。
年末の忠臣蔵の吉良上野介といい、西田さん無くしては大型時代劇は出来ないという雰囲気になってきました。

ここで過去の大河での秀吉と竹中半兵衛、黒田官兵衛を振り返ってみましょう。(秀吉が主役のものだけ)

              秀吉     半兵衛   官兵衛
65年「太閤記」     緒形拳   福田善之  田村高広
96年「秀吉」      竹中直人  古谷一行  伊武雅刀
今回の「二人の軍師」 西田敏行  山本耕史  高橋克典

さすがに今回は「二人の軍師」が主役だけあって、大河の渋さよりも若くて勢いのある配役だったと思います。
二人の軍師が織り成す戦国屈指の頭脳戦略と男同士の熱い友情。
静の半兵衛、動の官兵衛という対比で、とてもいい出来上がりの作品だったと思います。
特に半兵衛役の山本耕史さんは本人の実力もさることながら、途中で惜しくも亡くなるという言わば儲け役。
一際目立ってましたね。

そういえば、今回の配役で面白かったのは過去の大河で秀吉の弟:小一郎秀長を演じていた「おんな太閤記」中村雅俊さんや「秀吉」高嶋政伸さんが脇役に回っていたことですね。
中村雅俊さんは秀吉から水攻めにされる備中高松城主:清水宗治。
高嶋政伸さんは黒田官兵衛を温かく見守る家臣(実は異父兄)でしたね。

それと今回の小一郎秀長役に中本賢さんを持ってくるとはビックリしました。
この俳優さんは「釣りバカ日誌」では浜ちゃん(西田敏行)の隣に住んでいる 釣り船太田屋ではないですか!
西田秀吉の弟に「釣りバカ」コンビをキャスティングするとはテレ東さんもやることはやりますねえー。


訃報:
人間国宝の中村富十郎さんが亡くなりました。
この方は74年「勝海舟」と80年「獅子の時代」で2回西郷隆盛を演じておられました。
私は過去の隆盛役では、この役者さんが西郷の重々しさに一番マッチしていたと思っています。
ご冥福をお祈りします。

あけまして おめでとうございます。

昨年の1月11日に急に思い立ち、1日で始めたこのブログも1年が経過しました。
始めは伝えたいことが沢山あり毎日のように更新していましたが、100回を超えるあたりから週1ペースに安定してきました。
これからも肩の力を抜いて、マイペースで努力して行きたいと思います。

さて昨年の最初のブログは、どんなことを書いていたのかなと振り返ってみますと
「一年の計」と題して、次のような抱負を語っていました。

>①ブログを始めよう。
>②資格試験に1つ合格しよう。
>③正月餅太りしたので、5kg体重を減らそう。
>以上3点です。

①と②は達成できましたが、③は4Kgまで行って挫折しましたね。
そこで、今年も心機一転新しい目標を掲げてみたいと思います。

①毎日1時間の水泳を継続する!
②歴史検定「日本史1級」を取得する!
③このブログを継続し、ブログ仲間を増やそう!

①は3年続けている水泳で手足がヒレの感覚に近づいている気がします。もう少しで魚になれると思います。
②は4年前に3級、1昨年は2級と進んできたので、今年は年末に1級を目指します。
③はブログ更新はとても孤独な営みですが、アクセスしてくれる方や同じ感性の方が必ずいます。その方たちと「連帯感」を持ちたいと願います。

「初心忘るべからず」・・・テンプレートも最初のものに戻し、もう1度現在の眼で過去および現在の大河ドラマを検証して行こうと考えています。