来年の「江~」までの全50作品をジャンル分けすると以下のようになります。

①戦国物~19作品
②幕末物~11作品
③源平物~ 4作品
④忠臣蔵~ 4作品
⑤その他~12作品

圧倒的に戦国物が多いですね。その中で最も印象に残っているのは何か?
ズバリ昭和62年の「独眼竜政宗」です。
国民的人気もあり、歴代視聴率ナンバーワンの折り紙つきですね。

次に多いのが幕末物です。視聴率はあまり高くないのですが、
私のお気に入りは平成2年の「翔ぶが如く」。
西郷(西田敏行)と大久保(鹿賀丈史)の対決。涙なくしては見られませんでした。

源平物や忠臣蔵には気合を入れて見たというものは特にないかな。
注目すべきは、その他のジャンルの作品です。
あまり取り上げない時代や近代物などがあって、非常に勉強になりました。
この中で私のお勧めは、平成3年の「太平記」です。
人物関係が入り乱れて、複雑怪奇な南北朝時代をダイナミックに描いてました。
これ程、完成度の高い作品に仕上がったのはNHKスタッフの努力も
もちろんですが、それを支える予算も大変だったのでしょうね。

こうして分析してみると、強く印象に残っているお気に入りの作品は、
1987年(昭和62年)から1991年(平成3年)の5年間に集中しています。
これはNHKの制作側も充実していたのでしょうが、
見る側の私も35~40才という油の乗った年代だったのでしょう。

この5年間を私なりに「大河の黄金時代」と呼ばせてもらっています。
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昨日の続きを少しばかり。
名優とは自分の出番や役割を認識していて、
ここであの人が・・・という時に、必ずパフォーマンスを発揮できる人
だと私は思います。

「梵天丸もかくありたい!」というセリフは「独眼竜政宗」でヒットした
子役の名セリフですが、私自身も自分の役割を認識して「かくありたい。」
と心に刻みながら生きたいものです。

信長(龍馬)にはキレ、秀吉(西郷)にはパワー、家康(伊藤)には忍耐が必要です。
さて、皆さんご自身は信長(龍馬)、秀吉(西郷)、家康(伊藤)のどの
パフォーマンスを演じることができるでしょうか?それとも・・・

歴代大河の登場人物の人気を見ていると、
信長(龍馬) > 秀吉(西郷) > 家康(伊藤)
こういう傾向にあります。
実務者より推進者、そして推進者より革新者という流れです。
違う言い方をすると実務者は地味、推進者は派手、そして革新者は希望かな。
大多数の方は大河ドラマに「希望」を求めているのかもしれないなと、感じました。
2010.01.29 戦国と幕末
来年の「江~」までで大河ドラマも50作になります。
その中で戦国物と幕末物をあわせると丁度30作。

昭和58年「徳川家康」のナレーションで、
信長・秀吉・家康の3人は、あたかも同じ人物が同じ目的にそって
行動したかのように時代の変革を3人で成し遂げた。という説明があった。

それを聞いた私は、なるほどそういうことか。
時代を変えるということは、一代の英雄だけでは至難のこと。
3人の英知と経過時間が相まって初めて成就できるのか。と納得したものでした。

また、遡って昭和52年の「花神」では作者:司馬遼太郎さんの言葉として、
変革のためには、先ず思想家が出て、その次に革命家、最後に実務家の出番だ、
とあった。
「花神」において、思想家は吉田松陰、革命家は高杉晋作、実務家は大村益次郎
という役割であった。
これもやはり、その局面ごとに活躍する人と世代が必要だということである。

日本の戦国や幕末といった変革の時代を見ると、やはりその時代が渇望していた役者が
あたかも出番を待っていたかのように、しかも順番を間違えることなく次々に出てきます。
それが戦国では信長・秀吉・家康であり、幕末では信長の役目を高杉晋作や坂本龍馬が
秀吉の役目を西郷隆盛や大久保利通が、家康の役目を伊藤博文や山県有朋が
忠実に果たしたのであります。
2010.01.28 脇役列伝3
今宵は元に戻って、出番の多い俳優:江守徹さんについて。
この人も沢山の作品に出てますよね。
金田さんや佐藤さんと違って、準主役といった役も多いです。

「元禄太平記」の大石内蔵助や「葵徳川三代」の石田三成なんかは
完全に主役を食っていました。
中でもユニークだったのは、「八代将軍吉宗」での番組の最初や途中で
解説をする狂言回しのような近松門左衛門役。
私が思うに、ひょっとしてこれが代表作ではないでしょうか。

話は少し飛びますが、この「八代将軍吉宗」の脚本はジェームズ三木さん。
同じく「葵徳川三代」もジェームズ三木が脚本で、この時の狂言回しは
水戸光圀役の中村梅雀でした。

この中村梅雀が注目されたのが「八代将軍吉宗」での徳川家重役。
家重は吉宗の長男で言語障害があり、よだれを垂らしながらの熱演は秀逸でした。
結局9代将軍にはなれるのですが、親父の吉宗によく叱られていましたね。

この時、吉宗をやっていたのは西田敏行。
11年後の「功名が辻」での終盤、家康役の西田敏行に対して、
2代将軍:秀忠に中村梅雀を抜擢したのはNHKスタッフの
粋な計らいとお見受けしました。


2010.01.28 江の子供たち
昨夜に引き続き「お江さん」の話をば。
この方、存命中の名前がよく分からないのですよね。
亡くなってからの崇源院は確かなのですが、
生きてる時は、お江、お江与、小督のどれからしいです。

それはともかく、この方のスゴイところは産んだ子供たちがこれまたスゴイ!
先ず有名なのが3代将軍:家光でしょ。
徳川将軍の母親で正室だったのは、お江さんくらいです。
末の娘:和子(まさこ)は後水尾天皇に嫁ぎ、後の女帝:明正天皇の母になりました。

特ダネとして、これは「葵徳川三代」を見て知り得たことです。
お江さん、徳川秀忠に嫁ぐ前に秀吉の姉の子:豊臣秀勝と結婚してたのです。
秀勝は朝鮮の役の時病死するのですが、なんと一人娘を残していました。
その娘は秀忠との婚儀の際に養子として姉の淀殿へ託していたんですね。

その娘の名前は豊臣完子(さだこ)といい、豊臣家から摂関家の九条家へ嫁いだのです。
大坂の陣で滅亡した豊臣家の生き残りです。(この話を聞いてホッとしたものです。)
そして子をなして連綿とその血は現在の天皇家へ引き継がれているのです。

どうです。お江さんの浅井・織田の血脈は徳川家、天皇家だけではなく、
僅かに残された豊臣家にも流れていたとは、何とも偉大な「母」と言っていいでしょう。

さあ、これで来年の大河の興味が俄然増したのではないでしょうか。
来年のテーマは間違いなく「母の愛」です。
2010.01.26 浅井三姉妹
ついに来年の大河「江(ごう)~姫たちの戦国~」の主演女優が発表になりました。
上野樹里ちゃん。オジさんたちにはあまり縁がないですが、
「のだめカンタービレ」なんかに出てましたね。
脚本が田渕久美子さんですから、どうやら「篤姫」と同じ路線でしょうか。
女子供向けの大河で少しでも視聴率を稼ごうという意図が、
長年見続けている目には情けなく見える。これも時代の流れか・・・

ところで、「お江(ごう)」と言えば浅井長政とお市の「浅井三姉妹」の末娘。
長女は言わずと知れた「お茶々(淀殿)」
次女は京極高次に嫁いだ「お初」
そして、三女「お江」は2代将軍:徳川秀忠に嫁いで、3代将軍の生母となりました。

さて過去の大河で演じていたのは、
「おんな太閤記」では五十嵐淳子、しかも今のご亭主:中村雅俊も
秀吉の弟:秀長役で出てました。
それと「葵徳川三代」では岩下志麻、年下の秀忠(西田敏行)を完全に
尻に敷いていましたね。

最後に、「浅井」を「あさい」と読むのはまだまだシロウト。
大河並びに戦国ツウは「あざい」と読んでほしいのであります。
2010.01.25 脇役列伝2
信玄ではない

今宵は佐藤慶さんについて。
上の画像はよく「武田信玄」に間違えられるものですが、
実際は「畠山義統」という人の肖像らしい。
この絵が有名になったために、信玄はでっぷりと太ったイメージがあるが、
私の感じているのは痩せてスジ張った感じの武将です。
そう、「徳川家康」の中で佐藤慶が演じてた雰囲気のような。
学者タイプで、はかりごとが得意で、何を考えているか分からないタイプ。
決してこの画像の雰囲気ではないと思います。

佐藤慶の大河デビューは「太閤記」の明智光秀役。
陰気でプライドが高く生真面目な屈折した雰囲気を見事に演じてました。
高橋:信長や緒形:秀吉に次ぐ視聴者の人気を得て、
その後の役者人生のキャラを決定づけた作品となりました。

「炎立つ」の源頼義や「八代将軍吉宗」の新井白石などの
知性や権威はあるものの了見が狭くて頑固な仇役にうってつけでした。
最近こういった毒のある悪役をやれる役者さんがいないのはとても残念です。
かなりの高齢ですので、再び大河でお目にかかるのは難しいかもしれませんね。
2010.01.24 脇役列伝1
主役級の話は先日しましたが、脇役でも思い出深い人がいます。
特に金田龍之介や佐藤慶、江守徹などの面々は出演回数も10回以上。
以前の大河などでは毎回のように出演してて、脇役での「大河の顔」ですね。

そういえば年末「坂の上の雲」で江守徹さん山県有朋役で出てましたね。
実は40年以上前の「三姉妹」でも山県役だったんですよ。
かなりのツウじゃないと知らないでしょうね。

金田龍之介さん、最近お見かけしないなと思っていたら昨年亡くなりましたね。
大河では「国盗り物語」の土岐頼芸や「花神」での毛利敬親といった
人のいいというか騙され易い殿様役がフィットしていたように思えます。
「草燃える」でも息子の北条義時(松平健)に追い出される北条時政でしたね。

「国盗り物語」では国を盗られる殿様だったのに、「秀吉」ではその美濃を盗る
斉藤道三をやっていたのは役者冥利に尽きるのではないでしょうか。
ご冥福をお祈りします。
2010.01.23 幕末編
戦国のヒーローが信長・秀吉・家康とすれば、
幕末のヒーローは西郷・大久保・坂本龍馬あたりでしょうか。
今日はこの3人の「はまり役」を考察してみましょう。

ところが、これが難題なんですよ。
大久保は「翔ぶが如く」の鹿賀丈史で決まりなのですが、
西郷と龍馬がどれもこれも帯に短し襷に長し。

西郷は
竜馬がゆく~小林桂樹
翔ぶが如く~西田敏行
徳川慶喜~渡辺徹
篤姫~小澤征悦
この中だとやっぱり西田敏行かなー、どうもしっくりこん。
案外「獅子の時代」の中村富十郎とかいう人がはまっていたかも・・・。
なんて思っていろいろ調べていたら、この方は大変な方なんですね。
人間国宝なんですって!どうりで存在感があったのか、知らんかった。
しかも「勝海舟」とテレビ東京の「竜馬がゆく」でも西郷をやってたのも知りました。
やっぱり、西郷はこの方で決まり。

そうなると龍馬は
竜馬がゆく~北大路欣也
勝海舟~藤岡弘
翔ぶが如く~佐藤浩市
新選組!~江口洋介
これらの中では、藤岡弘が一番イメージ近いかなあーという程度。

こうやって比較して思うことは、西郷さんも龍馬さんも人間のスケールがデカくて、
なかなか身近にいそうもないタイプ。
役者さんも雰囲気つかむのに苦労しているのかもしれない。
明日の福山君、頑張ってね。

まずは昨日の補足から。
匂当内侍とか今参局は人の名前というよりも宮中での職名ですよね。
だから匂当内侍とか今参局と呼ばれた人は何人もいたはずです。
でも匂当内侍といえば、新田義貞の愛人。
今参局といえば、足利義政の乳母と特定されるようです。

これは太閤といえば、先の関白のことなのに通常は太閤秀吉のことを
指すのと同様のことです。
いづれにしても匂当内侍や今参局にもし何か頼まれたら、
男は「はい!」と答えるしかないでしょうね。

もう2度と出演されることがない女優さんに大原麗子や夏目雅子がいます。
大原さん、主演した「春日局」が代表作でしょうけど、
私は「獅子の時代」の終盤で病に倒れる おもん の刹那さが印象に残ってます。

夏目さん、わずか3作の出演でしたね。「黄金の日日」「おんな太閤記」「徳川家康」
なんと「おんな太閤記」では お市の方、「徳川家康」では淀君と
戦国正統派美女の親子どちらも演じたのは納得でありました。

最後に可愛さ可憐さではこの人を置いてないというほどの女優さんがいました。
「独眼竜政宗」で愛姫(めごひめ)の少女時代を演じた後藤久美子。
これほど美しい少女がいたのか!ゴクミの前にゴクミなし。ゴクミの後にゴクミなし。
「愛(めご)でございます。」という三つ指ついたその姿に、ゴクミいや後光が輝いていました。
ごつごつした男の話が続いたので、そろそろ女優陣のお話を。

さて藤村志保、八千草薫、沢口靖子・・・いづれも清楚な佳人ですね。
この3人の共通項は何でしょうか?
私の好みのタイプ。そうとも言えますが、もう1つあります。
皆さん秀吉の夫人「ねね」役を経験しているのですね。
藤村志保~太閤記
八千草薫~独眼竜政宗
沢口靖子~秀吉

なんか日本の理想的な奥方、頭がよくて、美しく、さっぱりした感じ。
そういう雰囲気の方が「ねね」役に当たるようです。

ここでどうしても、とっておきのお二方を紹介しておきたい。
あまり多くの作品には出ていないし、登場シーンも少ないですが、
女性としての魅力、妖艶さは全大河の中でも出色であったと今でも感じ入っています。

1人は、「太平記」にて宮崎萬純演じるところの匂当内侍(こうとうのないし)。
新田義貞を仲間に取り込むために後醍醐天皇が愛妾であった匂当内侍を譲り渡すのです。
すると新田義貞は元々気があったものだから、もうメロメロになっちゃうのですねー。
そして足利尊氏に負けて、匂当内侍も死んじゃって悲劇の武将になるのです。

もう1人は、「花の乱」にて かたせ梨乃演じるところの今参局(いままいりのつぼね)。
主人公日野富子の旦那である足利義政を少年時代から身の回りの世話をしている乳母。
義政は富子と結婚しても今参局のところへ入り浸って骨抜きになっているのですね。
でも日野家の陰謀で今参局は殺されちゃうのです。あーもったいなや!
少年義政を演じていたのが、今をときめく市川海老蔵。
さすが今参局、先見の明がありましたね。
昨日はヒドイ方をあげつらったので、今日は口直しに主演俳優さんの話を。
さて歴代大河の中で主役を複数回演じた人は何人いるでしょうか?
やはり大河の主役は責任重大。そんなには多くないんですよ。

一応数値的に評価したいので、1年間通して主役を張った場合を1回とし、
ダブル(二人で)主役や途中で死んだりしたら0.5回とカウントします。
それでは回数の多い方から発表!

(2.5回)
石坂浩二~天と地と:上杉謙信、元禄太平記:柳沢吉保、草燃える:源頼朝⇒後半は北条政子

(2回)
緒形拳~太閤記:秀吉、峠の群像:大石内蔵助

松本幸四郎~黄金の日日、山河燃ゆ

西田敏行~翔ぶが如く:西郷(大久保とダブル主役)、八代将軍吉宗、葵徳川三代:徳川秀忠⇒前半は家康

三田佳子~いのち、花の乱:日野富子

(1.5回)
平幹二朗~樅の木は残った:原田甲斐、国盗り物語:斉藤道三⇒後半は信長

加藤剛~風と雲と虹と:平将門、獅子の時代⇒菅原文太とダブル主役

渡辺謙~独眼竜政宗、炎立つ:藤原経清・藤原泰衡⇒中盤は藤原清衡


ということで、トップ賞は石坂浩二さんになりました。
主役以外にも脇役でもいい味出してましたよ。
特筆は「元禄繚乱」での吉良上野介。あのタイプで新境地を開拓したのはサスガです。
その後のフジ「白い巨塔」での東教授の演技はまさに上野介そのままでしたね。


一昨日は休日のせいか大変なアクセス数でした。
ご来場ありがとうございます。

さて歴代大河の中で、「これはないだろう」というようなミスキャストを
独断で最新のものから上げてみましょう。

天地人~家康(松方弘樹)家康らしい思慮深さなし、まるで柳生一族。

篤姫~幾島(松坂慶子)奥向きの老女にしては色気ありすぎ。

功名が辻~淀殿(永作博美)ポチャポチャとして、あまりにも童顔。

新選組!~もう全部が三谷ワールド。

利家とまつ~まつ(松嶋菜々子)全ての出来事をまつが解決。ここから大河は崩れた。

北条時宗~北条時宗(和泉元彌)本当にこの人が主役でよかったのかしら。

葵徳川三代~お江(岩下志麻)演技が「草燃える」の北条政子と同じ。

秀吉~信長(渡哲也)いくらなんでも老け過ぎ、信長の父親みたい。

信長~家康(郷ひろみ)いくらなんでもこりゃないぜ。これが最大のミスキャスト!


今日はこれくらいにしときます。
2010.01.17 家康は・・・
「龍馬伝」3回目見ました。
1回目の時は結構いけるかなーと感じましたが、2回3回とちょいダレ。
福山:龍馬より香川:弥太郎の方が個性的で目だってます。
途中で主役交代なんて面白いかもしれません。

えーと、信長・秀吉ときたから家康もと思うでしょ。
ところがどっこい、それがピンとこんのです。
それなりの役者を配してるのに、印象薄いのはなぜでしょう。
多分家康というキャラが分かりづらいのでしょう。
元々が信長・秀吉に比べ地味な存在。
目立つのはせいぜい関ヶ原の時くらいで、もう晩年です。
その後の豊臣家への対応から、どうしてもダーティな雰囲気になりがちです。

そこで、しいて上げるなら「独眼竜政宗」と「葵徳川三代」で2度家康を演じた
津川雅彦がベストだと思います。
これも偶然か13年隔てて同じ役をやったのですが、最初の独眼竜の方がよかったです。
2度目の葵の時は、主役ということもあって演技がオーバーアクション気味。
独眼竜では勝新:秀吉の後ろで控えた雰囲気が家康らしく、とても存在感ありましたよ。
次に歴代の秀吉を演じた俳優は以下のとおり。
味わい深いタイプが多いでしょ。

太閤記~緒形拳
国盗り物語~火野正平
黄金の日日~緒形拳
おんな太閤記~西田敏行
徳川家康~武田鉄矢
春日局~藤岡琢也
信長~仲村トオル
秀吉~竹中直人
利家とまつ~香川照之
功名が辻~柄本明
天地人~笹野高史

これはもう誰が何と言っても緒形拳の秀吉が群を抜いてますね。
しかも2度目の「黄金の日日」の方が印象的です。
多分緒形さんも13年経って同じ役をやり、自分の見せ場をよく分かっていたのかも。
特に天下人になってからは、前半の底抜けに明るい善良な秀吉像をかなぐり捨て
主役の助佐(市川染五郎)の前に立ちはだかる悪魔のような強大さは
大河史上最強の悪役だと思います。

去年の「天地人」における家康(松方弘樹)なんかもこのノリでしたね。
自分も役者だったら、こんな悪役を憎々しげに演じたいものです。
さて、歴代の信長を演じた俳優は以下のとおり。
果たして、どの方が印象深いですか?

太閤記~高橋幸治
国盗り物語~高橋英樹
黄金の日日~高橋幸治
おんな太閤記~藤岡弘
徳川家康~役所広司
武田信玄~石橋凌
春日局~藤岡弘
信長~緒形直人
秀吉~渡哲也
利家とまつ~反町隆史
功名が辻~舘ひろし
天地人~吉川晃司

昨日も書きましたが、高橋:信長と緒形:秀吉は「太閤記」と「黄金の日日」で
2回同じ役をやってます。
ちなみに藤岡弘も「おんな太閤記」と「春日局」で2回やっていますが、
どういう訳かあまり印象深くありません。

私はやっぱり信長役といえば、高橋幸治が最高だったと思っています。
しかも1回目の「太閤記」の方が断然輝いてました。
反面、緒形:秀吉の場合は「黄金の日日」の方が好きなんです。

これらの評価は、勢いの信長と円熟の秀吉がそれぞれのキャラに
マッチしているからだと思います。
第1作の「花の生涯」や第2作の「赤穂浪士」あたりは
まだ親がみてるから一緒にというレベルでしたが、
昭和40年第3作の「太閤記」から俄然自主的に見るようになりました。

いろいろ思い出に残る登場人物に胸躍る少年(中学2年生)でありました。
主役の緒形拳のエネルギッシュな秀吉はもちろん、
ねね役の藤村志保さん初々しくてキレイでしたね。初恋のお姉さんという感じです。
若々しい石坂浩二の石田三成、脚本家:福田善之の竹中半兵衛、
智謀の人、黒田官兵衛には田村高廣と今でも昨日のことのように覚えています。

中でも特筆は、信長役の高橋幸治です。
爆発的な人気が出て、夏くらいに「本能寺の変」で死ぬ予定が
全国のファンから助命嘆願で、物語の後半まで「本能寺」が延期されたものでした。
そのお陰で本能寺の後の展開が大急ぎでした。
まあその為に天下人以降の秀吉の負の部分を軽く流すことができました。

この高橋:信長と緒形:秀吉のコンビは13年後に「黄金の日日」で復活しますが、
もう眠くなったので、そこいら辺の話とかは次回にいたしましょう。
今日は信長のことを書こうかなーと思ってましたが、急遽変更。
昨年の「天地人」まで48作ある中で、私が最高の名シーンと太鼓判を押す
感動の場面をご紹介します。丁度YouTubeにあったのを思い出したもので。

それは「独眼竜政宗」前半部分の山場です。
秀吉から再三参陣要請を受けていたにも拘らず、政宗がなかなか領地から出て行かず、
やっとこさ家康のとりなしで小田原の陣に遅参するシーンです。
遅れて来たわけですから、秀吉の怒りがどの程度のものかも分からず、
不安の中、真っ白の死に装束で目通りするという政宗一世一代の奇策であります。

関白秀吉にはNHK初出演の今は亡き勝新。
真ん中にどーんと構え、居並ぶ諸大名は右手に家康(津川雅彦)左手に前田利家(大木実)。
そのはるか手前に恐る恐る不安と焦燥の中で政宗が平伏しています。

中でも「運のよいヤツよのー、小田原城が落ちた後なら、その方の首はなかった。」
と持っていた杖で政宗の首筋をビシッと叩くシーンをとくとご覧あれ。

http://www.youtube.com/watch?v=4LnwNGq-LjQ

どうでした?叩かれた渡辺謙もさぞや痛かったと思われるほど、目いっぱい勝新叩いてましたね。
その後、秀吉と政宗二人きりで全陣形が見える頂に行き秀吉が説明を始めます。
途中小便がしたくなった秀吉、腰の刀を政宗に渡して用を足します。
政宗はいつでもその刀で秀吉を斬ることができるのに、貫禄に負けて何もできません。
その後の運命を暗示するように秀吉に従い、更には次の家康にも屈服せざるをえないという
戦国のナンバー3を決定づけるような象徴的な名場面だと思います。
2010.01.14 三英傑
昨日は秀吉の話でしたが、そうなると信長と家康もでてこないといけませんね。
信長・秀吉・家康のことをまとめて「三英傑」と言います。
これほど個性的な3人が同じ時期に存在し、お互い言葉を交わして、
それぞれが天下人になるなんて小説のような出来事です。
だから、大河でもこの人達に関連したものが12作(全作品の約4分の1)もあります。

さて、いろんな役者さんがこの三英傑を演じていますが、
どの俳優さんのどの役がお気に入りですか?
結論から先に言いますが、私のお気に入りは次のとおりです。

信長・・・「太閤記」の高橋幸治

秀吉・・・「黄金の日日」の緒形拳

家康・・・「独眼竜政宗」の津川雅彦

この三英傑の一人づつについては作品と役者の考察を明日からグダグダと続けましょう。
さて大河ドラマの中で最も人気がある登場人物は誰でしょう。
それを計るバロメーターとして視聴率が上げられます。
歴代で最も視聴率が高かったのは「独眼竜政宗」。
ということからすると、最も人気があるのは政宗でしょうか?

平均視聴率が30%を越えた番組が7本あります。
①赤穂浪士
②太閤記
③おんな太閤記
④独眼竜政宗
⑤武田信玄
⑥春日局
⑦秀吉
なんと7本中3本が豊臣秀吉がらみなのです。

しかもこの秀吉役を演じたのが緒形拳、西田敏行、竹中直人と名優ぞろい。
そう秀吉という役は実力がないと演じきれない大役なのです。
主役じゃなくても過去に演じた人を見れば、なるほどという役者ばかりです。
若い時の明るさ、ひたむきさ。そして天下人になってからの醜さ、傲慢さ。
この両面を演じ分ける力量がないと秀吉役は務まりません。

話が少し反れてしまいましたが、「秀吉」こそ大河の№1ヒーローではないでしょうか。
さて「龍馬伝」が始まったばかりですが、そろそろ来年の予想などを。
来年の「江~姫たちの戦国」の主演女優は誰になるでしょうか?

過去の大河を振り返って、女性が主役のものを思い浮かべると、
①三姉妹~岡田茉莉子 他
②おんな太閤記~佐久間良子
③春の波涛~松坂慶子
④いのち~三田佳子
⑤春日局~大原麗子
⑥花の乱~三田佳子
⑦利家とまつ~松嶋菜々子
⑧功名が辻~仲間由紀恵
⑨篤姫~宮崎あおい

ズバリ今回は、先日紅白の司会もやったことから「仲間由紀恵」が2度目の主役獲得と予想します。
1月中にはNHKから発表があると思いますが、結果は果たしていかに!
このブログを妻に見せたら、
「日日」じゃなくて「日々」じゃないのと。
いいえ、違います。このブログタイトルは「日日」でなくてはいけません。

そう大河ドラマファンでしたら、お気づきでしょう。
市川染五郎(今の松本幸四郎)主演の「黄金の日日」と同じにしないとね。
これだから、シロウトは困ります。

ペンネームの柴銑次郎(しば せんじろう)もツウならば、納得ですよね。
2010.01.11 1年の計
柴銑次郎と申します。今日からブログを始めることにしました。
この3連休の間、今年の目標を考えていました。そして考え付いたこと。
①ブログを始めよう。
②資格試験に1つ合格しよう。
③正月餅太りしたので、5kg体重を減らそう。
以上3点です。

そこで先ず第1のブログですが、タイトルは「大河の日日」。
小学校6年生の時からNHK大河ドラマを見続け、
今では誰よりもその内容に精通していると自負する私です。
その思い出や辛口の批評をここで展開して行こうという狙いです。
まあ、誰も期待などしていないでしょうから思う存分吠えまくりたいと思います。