2011
12.03

「江」がやっと終わりましたね

Category:
明日日曜日、「歴史能力検定1級日本史」を受験します。
10月くらいから徐々に勉強していますが、なにせ範囲が古代から現代までと広い。
重箱の隅をほじくるような問題がでますから、果たして結果はいかに。

きっかけは4年前に娘から「お父さん歴史に詳しいから受験してみたら?」と勧められたことから。
先ずは手始めに「3級日本史」から。これは難なくクリアできました。
次に一昨年「2級日本史」にトライ。
娘の教科書「高校日本史B」を読み、これだけでは不足と過去問集も読んでみました。
最初はあまりの難問ばかりで、とても無理かなと思いました。
でもやってるうちに、全問は無理だけど合格の60点くらいは、という気持ちになりました。
結果はかろうじてセーフ。

そして今回が「1級日本史」ですね。
基本の「高校日本史B」と2級の過去問集をおさらいして、本番に臨みます。
読み返しても半分は忘れていますね。2年前はよくこんな難しい問題を解けたなと思います。
特に古代~中世あたりはメタメタです。

ある程度知識が蓄積されているので四択問題はなんとかこなせますが、記述式や論述式は本当の実力がないと書けませんから難題です。
試験は明日の午後ですから、少しでも勉強して達成感を得たいと思います。

浅井三姉妹の衣装
今週の木曜日に用事があり、港区の愛宕あたりに行きました。
ハタと思いつき、山の上にある「NHK放送博物館」に立ち寄ってみました。
4Fの展示室に上の写真のような「江」で実際に使われた衣装がありました。
左から江、茶々、初のものです。

多くの大河ツウからのバッシングを受けながら、なんとか大河「江」が終了しました。
私も「やっと終わったか!」という安堵感に包まれています。
こんな気持ちを感じる大河は初めてですね。
名作はもちろん、駄作と言われた作品でも終了したらいくばくかの寂寥感が残ったものです。
それが今回だけは、恥ずかしくて見ていられないという感覚でしたもんね。

特に前半のドタバタがひどかった。
「日本国の歴史」を無視して、浅井家の姫が縦横無尽に戦国の世を駆け巡る展開ですから。
まるで女子供向けの戦国ロールプレイングゲームでしたね。
やはり、脚本:田渕久美子さんのあの時代への洞察力不足が原因でしょう。
歴史上有名な人物ばかり登場したのに、人物描写が浅くどれも単純で薄っぺらな人物になっていました。

NHKも「篤姫」で女子供への視聴率稼ぎに成功したので、田渕さんに期待したのでしょうね。
「時代劇」と思えば腹も立ちますが、戦国期の人物を借りた「現代劇」と見れば、結構楽しめたのかもしれません。
収穫としては浅井三姉妹の皆さんは、いづれも存在感を出して好演していたと思います。
特に淀殿役の宮沢りえさんは、流転の運命の中での「心の葛藤」をうまく演じてました。
「太平記」での藤夜叉に匹敵する「もの悲しさ」を20年ぶりに引き出していましたね。
この辺は田渕さんの得意とするところでしょう。

まあ、何はともあれ終わった。早く次の「坂の上の雲」や「平清盛」が見たい!
というのが正直な感想であります。
スポンサーサイト
Comment:0  Trackback:0
2011
10.23

国家安康・君臣豊楽

Category:
今夜の「江」は林羅山も金地院崇伝も全く出番がなく、家康と本多正純とで方広寺の鐘銘事件が処理されていましたね。
いくら「坂の上の雲」が待っているとはいえ、あまりにもハショリ過ぎではないでしょうか?
江や秀忠は平和主義で家康だけが豊臣つぶしでシャカリキになっているという構図ですね。

まあ、それは田渕さんの脚本だから大目に見て、今夜は片桐且元役に注目しました。
今回はなんと三田村邦彦さんですね。
三田村さんと言えば、私としては「翔ぶが如く」の徳川慶喜役が印象深いです。
主役の西郷・大久保を向こうに回し、知力で幕府の建て直しを図る青年将軍。
颯爽とした二枚目という役どころでしたが、今回は老いの一徹:且元ですか。
毎度ながら50年も大河を観てますと時の流れを感じずにはおれませんね。

この片桐且元役は、何を隠そう名優・芸達者揃いなのであります。
だから、三田村さんも喜んで役をお受けしたのではないでしょうか。

83年「徳川家康」・・・久米明
87年「独眼竜政宗」・・・松村達雄
00年「葵徳川三代」・・・小林稔侍
どうです。年輪と意地を感じるすばらしい配役でしょ。

内容がかるーい「江」ですが、こういう楽しみ方もあるようです。
私もいづれか早いうちに方広寺に赴き、有名な梵鐘をじっくりと確認したくなりました。

あっそれと、「真田幸村」の話になるとどうして本多正信(草刈正雄さん)が必ず出てくるんでしょうかねー(フフフ)
Comment:0  Trackback:0
2011
08.28

今年の「江」のテーマ

Category:
前回「江戸の鬼」を振り返ってみて、なんとなく見えてきました。
今年「江」を通じて田渕久美子さんが書きたかったテーマというものが・・・。

要するに田渕さんは戦国版「細うで繁盛記」を描きたかったのではないでしょうか。
ご存知ない方のためにこちら⇒ 『細うで繁盛記』

大姥局(加賀まりこ)が出てきて、ハタと気付きました。
この人は「細うで繁盛記」の富士真奈美さんの役どころなんだとね。
主役の加代(新珠三千代さん)をイビル役で抜群の存在感をみせ、当たり役となりました。
そう今回の大姥局が、これと同じなんだなと思いました。

「秀吉死す」までは、この役回りは秀吉だったのですね。
岸谷五朗さんではイビリ役としては、少しキャラが合わなかったのかもしれません。
よく間違った使い方の代表として「役不足」という言い方がありますが、正に岸谷さんでは役不足だったのでしょう。

間違った言い方・・・「今度の仕事は私には役不足ではありますが、頑張らせていただきます。」
(今度の仕事は自分には軽すぎると言っているのです。本来の意味は一流の役者に二流の役を持ってくること。)

ということで今回の大河「江」において一環したテーマは、戦国の世でイジメられてもイジメられても健気に徳川の御台所として生きて行く姿だと再認識しました。
ですから前回でイビリ役が秀吉から大姥局にバトンタッチされたのです。
そしてイビリ役の最終ランナーが上野樹里さんと事務所が同じであるという富田靖子さん演じるところの春日局登場という段取りとなるのであります。

Comment:0  Trackback:0
2011
07.17

羽柴完子(さだこ)

Category:
先週の「江」では、夫の秀勝が朝鮮で亡くなり、それと同時に女の子も生まれました。
なかなかドラマチックな回になるはずでしたが、秀勝の亡くなり方があれでいいんでしょうか。
武将としてはなんとも情けないような最後で、あんなことではいかに歴女といえども感激はせんのでは。
朝鮮の農民を守って配下の者に斬られたのでは、あまりにも秀勝がミジメじゃありませんかねえ。

従来あまりスポットライトが当たらなかった羽柴秀勝に今回はEXILEのAKIRAを充て、
十分物語を作っていただいたのでよしとしましょうか。
ところで生まれた女の子・・・名前は定かではありません。記録にないのです。
過去の大河でも出番があったのは2000年の「葵徳川三代」くらいです。
演じていたのは小川範子さんというキュートな雰囲気の女優さん。多分記憶にある人は少ないでしょう。

でもこの女の子、江が徳川秀忠と結婚してから運が向いて来るのです。
江の結婚後、豊臣家の養女となり姉の淀殿が育てます。
豊臣完子と名乗り、豊臣家から公家の九条家へ嫁ぐことになります。
実母が徳川将軍家の御台所、義理の弟が左大臣:豊臣秀頼ですからね。
当然と言えば当然の輿入れでしょう。

夫の九条忠栄(後の幸家)が関白となり、自身も関白夫人で従三位北政所となるのです。
子供にも恵まれ、豊臣家が滅亡した後でも安泰で67歳の天寿を全うします。
たった一人の豊臣の血をひく女性ですが、その血脈がスゴイですよ。
九条家における彼女の子孫が、大正天皇に嫁ぎ昭和天皇を生むのですね。
そして現在の天皇陛下に豊臣と浅井それに織田の血を少しづつ繋いだわけですから、その功績は偉大であります。

「江」の方ですが、秀勝を失ったことで次は徳川秀忠と再々婚することになります。
でも秀忠の方も「再婚」ということはご存知ですか?
最初の正室は織田信雄(信長次男)の娘で豊臣秀吉の養女となった小姫(おひめ)という女の子です。
秀忠は12歳、小姫は6歳であったというからまさに政略結婚の典型ですね。
実父の信雄(のぶかつ)と秀吉が不和になったため離縁され、直後に亡くなったというから不憫です。

ところで秀忠といえば実直で父:家康に逆らうこともなく温厚な性格だと一般に描かれています。
しかし今回の「江」では小生意気で醒めた雰囲気で世の中を見ているようなキャラですが、
後半は江とのやりとりで盛り上げようとしているのでしょうか。
これからのお手並み拝見ですね。
Comment:0  Trackback:0
2011
05.01

関白秀吉

Category:
今夜の「江」は久ぶりに面白い展開でしたね。
やっぱり足利義昭役の和泉元彌さん、もう1度出てきました。
1回こっきりではもったいないと思ってましたが、さすがの存在感を示しました。
和泉さんの新境地を見た思いです。
和泉さんのこのキャラ決して嫌いではありません。どちらかと言えば好きです。
過去の伊丹十三さんや玉置浩二さんに匹敵する好演だったのではないでしょうか。
できればここ一番でもう1回くらい出番をお願いしたいものです。

さて岸谷五朗さんの秀吉はどうなんでしょうか?
少々粗忽というか、知恵やキレが足りない秀吉キャラになっているような気がします。
本来はアイデアマンである秀吉が、全部「江」に相談してアイデアを出しているということになっています。
要するに「江」は秀吉の知恵袋ということですね。
物語が進んで行くごとに、この傾向は強まってくるのでしょうね。
きっと秀吉亡き後は、家康や夫の秀忠の知恵袋になるはずです。

時代が信長から秀吉の時代になるにつれ、ユーモアの要素が多くなってきました。
やはりこれは秀吉というキャラが持っている天性の明るさからくるものでしょう。
この時代の明るさは「北野大茶会」から「北条攻め」あたりまでがピーク。
その後、秀次事件や利休切腹と翳りが出てきてからの「江」の動きも期待できそうです。

そうなんです。今回の大河「江」は史実がどうのこうのを問題にしてはいけないのです。
「江」が戦国の世を縦横無尽に明るくユーモラスに翔んで駆け巡ればいいのです。
だから岸谷さんの秀吉もあれでいいのです。

最近やっとこさ、このムードが分かってきました。
オジサンはこれだから時代に乗り遅れるのですねー。
今年は上野樹里ちゃんと一緒に弾ければいいのだ!
理解するのに4ヶ月もかかったとはね~、トホホ・・・
Comment:2  Trackback:0
back-to-top